クンバハカのちから【ヨガ密教の秘伝】自律神経を整えストレスを撃退!

内面アプローチ

「神経質な人は、薄毛になりやすい。」とか、「あまり考えすぎるなよ、抜け毛が増えるよ」とか、よく耳にしますが、これは、かなり納得できる方も多いのではないでしょうか。

実際私も神経質な方です。仕事でも細かいことばかり気になってしまいますし、人間関係でも気を遣いすぎることがあります。

神経質な人は、強いストレスを感じやすいため、血管が収縮し血流が悪くなります。血流が悪くなると、髪の毛を成長させている毛母細胞毛乳頭に栄養が行き渡りづらくなり、正常に髪の毛を成長させることが難しくなります。また、睡眠についても同じで、神経質な人は、眠りが浅い傾向があります。髪の毛は、寝ている間に成長したり、ダメージを修復したりしています。眠りが浅かったり、睡眠不足が続くと髪の毛に十分な栄養が行き届かず抜け毛が増えるリスクが高まります。

今日は、神経質な方、ストレスを抱えやすい方に、ヨガの秘伝をお伝えしたいと思います。私はこの方法を体得まではまだまだできていませんが、呼吸法などに取り入れていて毎日継続しています。その結果、今ではいつも気分が晴れやかに過ごすことができています。

クンバハカとは

自律神経を整える方法が「クンバハカ」と言って、中村天風氏がインドでヨガを修業し日本に広めた秘伝です。

クンバハカとは、神経反射作用の調節法のことを言って、インドのヨガ哲学の秘法であるクンバハカ密法から引用して、中村天風氏が考えた特殊の身体の持ち方です。

「印度ヨガ哲学の秘法クンバハカ密法=kumvaphaccaと称するものから引用して、私が創意した特殊の体のもち方posture regulationなのである。便宜上これを「自己調和法」と名づける。

(引用:中村天風、真人生の探求p194)」

以下の実践法をやってみるだけで、自律神経を調整し、緊張やストレスを軽減できます。

クンバハカ実践法

やり方は、シンプルですが、いざ日常生活で使うとなると難しいです。日ごろから意識して練習することが重要です。

  • 肛門を閉める
  • 丹田(下腹部)に力を入れる
  • 肩の力を抜く

この3つを同時に行うことで、一気に神経が落ち着きます。理屈っぽく説明すると

  • 肛門を締めると、肛門の括約筋、肛門挙筋が刺激され、肛門神経叢が刺激されます。
  • 下腹部に力を入れると、太陽神経叢や、腹腔内神経叢が刺激さます。
  • の力を抜くと、横隔膜神経叢が刺激されます。

要するに、クンバハカ法で、全身の極めて重要な神経叢を、一瞬で刺激することができ、ストレスや緊張なので乱れた自立神経の交感神経と副交感神経のバランスを整えることができます。

クンバハカの効果

実際にこのクンバハカを呼吸法に取り入れて実践しています。

その結果、少しずつですが効果を感じることが出来てきました。

  • 疲れを軽くする(疲れにくくなる)
  • 便秘が改善される
  • 気分爽快になる(憂鬱にならない)
  • 怪我の回復が早くなる
  • 風邪をひきにくくなる(病気にかからない)

(引用:中村天風「真人生の探求」 )

理由は、クンバハカによって、自律神経を整えることで、気分が良くなりますし、さらに呼吸法も実践することで、身体の中のガス交換量が増えるからです。全身の二酸化炭素を吐き出して、新鮮な酸素で体内を充満させているからだと考えられます。

個人的考察

私は、薄毛を自力で改善・治療できないかと思いたちこのブログを始めましたが、その中でこの「クンバハカ」に出会えたことが一番すばらしい経験になったと思っています。

健康であることを前提に、体内環境を改善し、薄毛を克服する!このコンセプトにピッタリな実践法のひとつです。このクンバハカは、常に実践するようにしてください。思い立ったらクンバハカ!

実際は私も常時できていませんが、肛門を閉める練習は「気づくと直ぐに閉める」を意識しています。(すぐに開いてしまうんですけどね)この練習をして常に肛門が閉まっている状態になると、天災などのアクシデントに遭遇しても、とっさにクンバハカを発動して冷静に行動できるようになるみたいです。私はそこまではまだ及びませんが、毎日呼吸法を実践していて、落ち込むような感覚はなくなりました。むしろ落ち込みそうな時こそクンバハカを実践して、強制的に整えるといいです。

皆様、ぜひクンバハカを実践してみてください!

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