医薬品として厚労省から認可を受けているミノキシジル。AGA専門クリニックに行くとまず処方される外用薬です。今日は私がそのミノキシジルをなぜ使用しないのか書きたいと思います。
以下にミノキシジルの副作用について記載しますが、外用薬については全世界で使用されており、副作用が起こる確率は高くありません。しっかりとした臨床データがあり、発毛剤として信頼できます。
当サイトのコンセプトでもある「家計にもやさしいAGA治療」という観点からもそうですが、ミノキシジルは使用中は効果を実感できると思いますが止めたとたん、またAGAが進行してしまいます。つまり月々それなりのコストがかかるわけです。それでは何の意味もないですよね。ですので私は、自身の体内の状態を把握して改善できる力を身につけることが何よりも大事だと考えています。
もともと私は、若い20代の頃から仕事で睡眠不足だったり、プレッシャーだったりと疲れやストレスを抱えた時に動悸、不整脈といった症状をもっていました。(病院に行っても「疲れですね、しっかり休んでください」くらいの症状ですが)ですので、動悸・不整脈というワードには敏感で、できれば避けたい症状です。
ただ私と同様の考え、症状を持つ方は、参考になると思います。
ミノキシジルの効果
もともとはアメリカで、血管拡張作用がある降圧剤の飲み薬として開発された薬ですが、薬を飲んでいた患者さんの髪や体毛が濃くなったことで、発毛剤として使われる様になりました。
効能は、使用した患部の血管を強制的に拡張して、血流を良くし、毛乳頭細胞に栄養を届けやすくさせる効果があります。また、毛包に直接働きかけて、毛包の活動を活発化させる働きもあります。
つまり、塗布すれば自然と髪の毛が増える確率が上がるということです。
副作用

主な副作用は、胸痛・動悸息切れ・不整脈・呼吸不全・目の腫れ・狭心症です。
つまり、循環器系に影響があります。
副作用の原因
ミノキシジルの血管拡張作用は、主に動脈に起こり、静脈には作用しないことにあります。
血液は、心臓→動脈→静脈→心臓へと戻ってきますから、動脈が拡張されて増えた血流量は、通常拡張された静脈によって緩衝されますが、静脈の拡張がないために、一気に心臓へ血液が流れ込み、心拍出量が異常に増加します。
心拍出量が異常に増加するという状況は、心臓はたくさん働いている状況なので、酸素を多く消費しますが、その酸素が冠動脈からの酸素だけでは相対的に不足してしまい、狭心症発作が起こります。冠動脈が狭くなって心臓の酸素が足りなくなる狭心症もあれば、心臓が働き過ぎて酸素供給が追いつかずに起こる狭心症もあるということです。
また、ミノキシジルの血管拡張作用により、一気に血圧が下がると、脳が血圧を保とうと、反射的に血圧を上昇させる働きのある交感神経を緊張させます。そうなると、さらに心拍出量は増加し、鼓動は早くなり、狭心症や動悸、不整脈が起こりやすくなります。
そして、心拍出量が多いまま一定の期間続くと、心臓の筋肉がどんどん大きくなる心肥大が起きます。心筋が肥大すると、逆に力強くなっていいのではないか?と思われるかもしれませんが、肥大した心臓はより多くの酸素を消費しますので、相対的に酸素不足に陥り、酸素が足りなくなった心臓は、最終的に心不全という状態となり、本来の機能を果たせなくなってしまいます。
ミノキシジルタブレット(飲み薬)
ミノキシジルタブレットにも、全身の多毛、赤ら顔、低血圧、反射性高血圧、腎性全身線維症(腎不全、皮膚の硬化、関節拘縮をきたし、身体機能障害に陥る病気)、高カリウム血症、多臓器不全等があります。これだけ副作用が多いため、実は発毛剤としてもミノキシジルタブレット(飲み薬)を認可、推奨している国はありません。認可されてるのは、あくまで副作用の少ない外用剤だけになります。
飲み薬であるミノキシジルタブレットを処方されている方は、きちんと医師の説明を受け、メディカルチェックを受けた上で飲むことが大切です。副作用が強い薬ですから、メディカルチェックは、最低半年に1度、BNPを含む血液検査、心電図、尿検査(微量アルブミン)を行い、心電図で心肥大の所見が認められていたり、変化があれば心臓超音波等の検査が必要です。
また、直接関連性ははっきりしないものの、やはり外用剤でも塗布後に血中から全身へ薬剤が流れ、動悸や胸痛などが引き起こされた例も報告されています。
(引用:https://agablog.tokyo/minoxidil/35)
見解
「血管を強制的に拡張して」という点が、どうしても私の中で引っかかってしまいます。特に内服薬のミノキシジルタブレットは、認可されていませんし、危険性すら感じます。副作用がない方も知らず知らずのうちに心肥大が起こっている可能性もありますしね。
ですので、血流を良くすることが目的ならば、私が推奨するのは、ヨガと呼吸法です。
酸素をたくさん取り込めるように意識的に呼吸をすることです。私は緊張しいの神経質な繊細さんです。ただでさえ毛細血管は委縮し、縮小していると思っているのでこのブログを始めてから色々調べて実践していますが、瞑想しながら呼吸を意識することが私にとって何より心地よいです。やってみると実際ポカポカと身体が温かくなることが実感できますし、血流が良くなっている証拠だと思います。そして不足しがちなサプリメントを摂取しておけば、ミノキシジルに頼らなくても大丈夫なのではと!!!
ミノキシジルを使用して、副作用を感じている方は、使用を控えることをお勧めします。
また、この記事を読んで自身の身体の健康を考え直すきっかけになれば幸いです。
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